1-3 N値計算法
阪神淡路大震災後の平成12年、建設省告示第1460号により、木造建物の継手及び仕口の構造方法が定められました。耐力壁の柱頭・柱脚部分の接合金物の選択方法として仕様表とN値計算法の2つが用意されています。ここではN値計算法を解説します。
要注意
実は告示第1460号によるN値計算法では、水平力の方向を考えずに、対象とする左右の耐力壁の壁倍率を比較し、大きい方の壁倍率から小さい方の壁倍率の値をひき算で求めた値がAiの値となります。よってここで求めた値と異なる場合が生じますが、告示第1460号は簡易にN値を計算するのに対し、ここでは、N値計算法の成り立ちを大事にした計算の進め方をご紹介させていただきます。
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