1-2 四分割法
耐力壁が必要量を満たしていても、バランス良く配置されていなければ建物の安全は確保されません。四分割法は、平成12年5月23日に施行された「建設省告示第1352号 木造建築物の軸組みの配置の基準を定める件」に基づいた耐力壁のバランスを確認する方法です。
四分割法のフロー
				建物の平面を1/4ごとに区切る。
				X方向Y方向それぞれの両端の1/4部分を側端部分という。
			
 
			判定:壁量充足率
各階・各方向の側端部分について地震時の必要壁量を求める
▼
各階・各方向の側端部分について存在壁量を求める
▼
各側端部分の壁量の充足率を下式で求める
				判定1(壁量充足率が1を超える)
				
			壁量充足率>1.0
			または
判定:壁率比
側端部分NとS、およびWとEの存在壁量を下式により比較する
壁率比=充足率小さい方の壁量充足率÷充足率が大きい方の壁量充足率
				判定2(壁率比が0.5以上)
				
			壁率比≧0.5
			判定1、判定2いずれかを満たされればOK