●ペレットストーブの特徴
 ペレットストーブは、ペレットの普及にともない機能も操作性も大きく改良されています。
 例えば、操作性も工夫が重ねられ、着火、温度調節、ペレットの補給が自動でできる機種がほとんどで、使いやすさは石油やガス暖房機と変わりません。
また、燃焼効率も85〜90%まで達成され、不完全燃焼のときに排出する一酸化炭素は限りなくゼロに近くなっています。
 デザインも豊富で、暖炉風の大型のものからリビングに最適なシックなデザインのものまで、カラー、サイズともに多種多様なものが販売されています。
【操作性】
  • 点火と消火がボタン1つの簡単操作

スイッチ部分
点火、消火、燃料投入はボタン1つで操作ができる。
点火、消火を時間でコントロールできるタイマー、耐震自動消火や過熱防止装置、ペレット残量やエラー表示機能をそなえた機種も増えている。
  • 温度調節、ペレット補給も自動でコントロール

ゼンマイ式
温度調節、ペレット補給は、タイマーでコントロールするタイプと、電気を使用しないタイプを選択できる。
電気を使用しないタイプは、イラストのようなゼンマイの操作でペレットを補給。省エネになるだけでなく、電気音が一切しないのでとっても静か。
  • 灰の処理も簡単

灰の受け皿部分
灰の処理は、受け皿を掃除するだけ。
受け皿は引き出し式のタイプがほとんどで、掃除はラクで簡単。
【デザイン性】
  • スタイル、サイズ、カラーが多種多様
煙突は室内のインテリアに合わせて、煙突の必要がないFFタイプか煙突のある暖炉風のデザインを選択できる。

煙突のないFFタイプ(左)と煙突のある暖炉風のストーブ(右)
*FF:強制給排気方式
●ペレットボイラの特徴
  • 化石燃料ボイラをペレット焚きに転換する場合、比較的マイナーチェンジですむ。
  • 新型ボイラのほとんどが85〜90%の熱効率を達成。
  • 不完全燃焼の目安となる一酸化炭素(CO)の排出量は限りなくゼロに近い。
  • ペレットは袋やフレコン(フレキシブルコンテナ)に保存・貯蔵できる。
  • フロア全体や建物全体を冷・暖房することができる。
●ペレットボイラの使われ方

農園芸ハウス

施設の暖房・給湯

温水プール
  • このほか、冷房、床暖房、温泉加温、発電用にも使われている。また、最近は夏期の冷房、冬期の暖房として併用できるボイラを導入する施設もでてきている。今後はこの分野での需要に期待が寄せられている。
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