丸太粉砕機
原料となる小径木や樹皮、端材などを粉砕。
写真の粉砕機は、2〜4メートルの丸太をおが粉状まで一工程で破砕する。おが粉状まで粉砕された原料はベルトコンベアーで搬出される。
おが粉状に粉砕された原料
粉砕した原料は、種類や形状で分わけて貯蔵する。
ロータリー式の乾燥機
生木を破砕した原料の含水率は42%前後。これを一定の含水率まで 乾燥する。
写真はロータリー式の乾燥機で、熱風で含水率8%〜12%まで乾燥する。
リングダイ式ペレタイザ−
乾燥させた原料は、タンクに入れかくはんする。このときに摩擦熱で、木材成分であるリグニンが軟化して、接着剤の役割を果たす。そのため、ペレットは成形するときに接着剤をいっさい使用しない。
軟化したペレットの原料は、図にあるような造粒機(ペレタイザ−)で、穴から押し出して直径を揃え、それをカットして一定の長さに調節する。
通風式冷却機
成形したペレットは、冷却して固める。
写真は空気を利用して冷却する通風式タイプの冷却機。
選別機
成形したペレットを選別。
一定の大きさに満たないものは、ふるい落とされ、原料として再利用する。
袋詰めされたパレットを積み込む
選別されたペレットは、サイロから袋に投入される。
写真の後方に見えるのがサイロで、サイロから定量のペレットが袋に詰められる。それを機械(写真手前)によって、自動的にパレットに積み込んでいる。
小袋(左)とフレコン(右)
袋詰めされたペレットは倉庫に保管される。 流通している袋詰めは、小袋が10kg、15kg、20kg入りの3種類。
フレコン(フレキシブルコンテナ)は注文に応じて360kg〜700kgに調節。
一般社団法人 日本木質ペレット協会 All Right Reserved.